早くも2019年ベストブックを見つけた
タイトルはというと『マリー・アントワネットの日記』といいまして、吉川トリコさんの作品です。
マリー・アントワネットがフランスに嫁ぐことが決まったところから始まり、処刑までの出来事を日記の形で、ネットスラング・現代語満載で綴られています。
読みやすいことこの上ないので、本をあまり読まない人でも世界に入りやすいと思うし、ネットスラングなんて分からない!という人にもしっかり解説があるので安心して読めます。
なので!本当に!全ての人に読んでほしい!
前からずっと魅力的で大好きな人物でしたが、吉川さんの描くマリーちゃんが本当に素敵で終始
わたしの推し天才じゃない!?
これだからマリー・アントワネットは最高!!
全世界のみんなに読んでほしい!
と思いながら読んでましたが最後まで彼女は本当に最高でした!最後の一文がたまらなくすき。そして泣ける
ベルサイユのばらに始まりフランス革命やマリー・アントワネットに関する作品には色々と触れてきましたが、1番彼女を身近に感じれた気がします。
アントワネット様〜!ついていきます!って抱きつきたい気持ちになります、きっと。
ついこの間ミュージカル『 マリー・アントワネット』を観劇し、彼女は極悪人でもなんでもなく、悲劇に巻き込まれてしまったただの純粋な女性だったんだよなと改めて思っていたところでこれ。
王太子妃時代を描いた上巻はお友達。王妃になってからを描いた下巻はお姉さんと話してるような気持ちで読んでいました。
心はすっかり勝手にマリーちゃんの心の友です(笑)
フェルセンやルイ16世も勿論登場するのですが、彼らが2人ともすっごくかっこよくて、そして彼らにマリーちゃんの気持ちも素敵に描かれていました。
ルイ16世との間の恋ではないけれど、長い結婚生活の中で確かに確かに育まれた愛と
フェルセンとの辛く切ないけれど甘くトキメキに溢れた恋、そこから生まれた恋だけではない戦友のような絆。
控えめに言っても最&高〜〜!!(こんな文章が作中めちゃくちゃ出てきます)
彼ら3人の関係を緻密に描いたミュージカルすごく見たい。
2人ともマリーちゃんを心から愛していて、マリーちゃんも形は違えど2人ともを愛していて。
フェルセンって不倫相手って言われますけどただの不倫じゃないというかそんなに俗っぽくないんだ!むしろ最高に清らかな気すらします。作中にもありますが、まさに「騎士とお姫様の物語」
いつ何時も王妃のために行動し命すら賭けて愛し抜いた彼は本当にかっこいいし本物の騎士だと思います。
ルイ16世は感情表現が下手で素直に言えなかったけど、しっかりマリーちゃんを愛していて。
彼女には汚いものを見せたり苦労させることなく、綺麗なものだけ見せて楽しいことだけさせてあげたかったんだろうなという印象を受けました。
こんなにも2人に愛された彼女はすごく魅力的だったし、実際にもきっと魅力溢れる女性だったのだなと思います。
このままだと小説と話が逸れそうなのでそろそろまとめると
- 文体が読みやすいのでスルスル入ってくる
- なのに歴史の流れに忠実で学べちゃう
- マタハラやセクハラなど女性なら絶対直面する問題と戦うアントワネットが見れるので女性には特にオススメ
- でも男性にも読んでほしいオススメ
- 革命勃発後も暗くなり過ぎず読めるので大丈夫
- 絶対にマリーアントワネットを好きになる
こんな感じです!
もうとにかく読んで!!!としか言えません。
本当に全世界の読んでほしい。
フランスでは未だにマリーちゃん不人気らしいから仏語版作ってフランスで出版してほしいくらい。
とりあえず終わります!久しぶりにブログ書いたら楽しかった〜〜。オーヴォワー!